さる7月3日、早朝より降り込んだ雨にも負けず、まこと会夏法座を勤めさせていただきました。
あろうことか今年初の本堂地下浸水。朝5時過ぎより警戒はしていたもののシャッターを通り越して一挙に流れ込む雨水に大した手立てもできず、ひたすらポンプのある地下壕に雨水を送り込むだけ。シャッターの前はひざほどにまでは浸水していたことでしょう。
そんなこんやで、寝不足のまなこを閉じないようにご法話させていただきました。
今回のテーマは往相還相回向。きっかけは吉本隆明さんの週刊新潮の載っていた原発論。私には吉本さん=左寄りというイメージがあったのですが、原発を無条件に棄てれば人間はサルになるというもの。私も同調する意がありました。それは、後日述べたいと思います。
そこで、新たに最近目がとまった本が吉本さんと脳科学者茂木健一郎さんとの対談集『「すべてを引き受けるという」思想』でした。ご両人とも母校東工大に関わりのある方。読み進めていくうちに引っかかったのが「還りの目」ということでした。
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