村上和雄博士

昨日は、広島青年会議所の例会に卒業して初めて出席した。何故かというと、講師が筑波大学名誉教授の村上和雄先生だったからである。先生は「生命の暗号」という本を書かれており、科学に興味のない人でも多分ご存じのはずである。また、講演の話中でも触れられたが、吉本興業と共同で笑いについての研究も現在されている。
話を聞くのは初めてなので、どんな話をされるのか興味津々であったが、いきなり某首相がホワイトハウスで何を舞い上がったか、時の大統領に”How are you?”と聞くところ、”Who are you?”と訪ねて、苦笑いのあげく”I am xxx’s husband.”と答えられると、すかさず”me,too”と首相は答えたというエピソードを紹介されるなどユーモアを交えながらのあっという間の一時間であった。後半の20分では、サムシング・グレートの話をされ、遺伝子の解読には成功したけど、それを書いたのは何なのか。生命の親なる存在があるということを感ぜずにはいられない。理性を超えた存在、それをサムシング・グレートと名付けている。命というのは勝手に自分が生きているように思いがちであるが、親がいてまた遺伝子の暗号を作成した親がいる。生きているのではなく生かされている、ということに気づくべきであり、日本人は古来からおかげさま、とか、ありがとう(英語のThank youだけではない)言葉がある国である。等々私が一番聞きたかったことを話された。
その後、担当委員会メンバーとのmidnight scienceを語る場に合流させていただいた。 なかなか、僧侶という立場で話しても信じてもらえないというような話をすると、私たち科学者は分かってもらう、という仕事をします、人間は理性で考えようとするから。でも、直感・感性といったものを受け止めていかないと、と話された。まさに意を得ている。
私たちの世界では横超という言葉がある。そういったこと、サムシング・グレートを科学の立場から広めようとしている先生に理系坊主として共感した一夜であった。

KOUENJI,Hiroshima,Japan