10月19日報恩講、20日秋季永代経法要として法座を勤めさせて頂きました。
ご講師は松林行圓師。おときのあとの昼席では眠気を催さないようにと、同行と同じ目線でお話しされました。私たちはだんだん絆を断ち、お金至上の個人中心主義になっていますが、それでいいのでしょうか。フーテンの寅さんは勝手気ままに生きているが、結局家に戻ってくる。そこには家族の絆があり、それをみんなが感じている。寅さんの最期を描いたとも言える「おとうと」では、そんな絆を断ち切ったように見えても切れない絆がしっかりとある。肉親の最期を受け入れていく中で改めてその絆というものに気づかされる。
声の仏さま 名声聞十方、 南無阿弥陀仏 それこそが仏さまそのものだったと気づかせて頂くことが大切。人生の最期に人間に生まれてよかった、と思える人になれたらすばらしい。
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